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エンジニアの年収の上げ方は4つある|32歳・家族持ちが「転職でも昇進でもない方法」で手取りを2倍にした話

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エンジニアの年収の上げ方は4つあると伝える記事のアイキャッチ。会社員時代の手取り434万円から年商900万円へ倍増させた筆者の実体験と、見落とされがちな第4の選択肢を強調。

「頑張ってるのに、給料が上がらない」

エンジニアとして数年やってきて技術もそれなりに身についてきた。

チームでも頼られるようになった。

なのに給与明細の数字はほとんど変わらない。昇給はあるが税金・社会保険料も上がるので良いとこ数千円上がるかどうか。賞与も劇的には増えていない。

気づけば30代、何者かになれると思っていた。ライフステージは進んでいるのに他は何にも進んでいる感じがしなくて焦燥感がある。

とはいえ家族がいるので簡単には冒険できない。そんなことを悶々と考えながら、ふと「エンジニア 年収 上げ方」と検索する。

これ、数年前の僕の姿です。年収を上げるにはどうすればいいのか真剣に悩んでいました。

年収を上げる方法と聞いてまず思い浮かぶのは

  • スキルアップ
  • 転職
  • 昇進

あたりでしょうか。どれも正しいです。でも、意外と見落とされやすい選択肢がもう一つあります。

僕が会社員時代に年間手取り約430万円だったのを、最終的に年商900万円まで持っていけたのはその「4つ目の方法」を選んだからでした。

この記事では年収の上げ方を順に見ていきます。それぞれのメリットだけでなく年収を上げることの難しさも書いていきます。

エンジニアが年収を上げる4つの方法(スキルアップ・転職・昇進・働き方を変える)を並べた全体像の図解。最後の「働き方を変える」が見落とされがちな選択肢であることを示す。

上の図が、この記事で扱う4つの方法です。順番に見ていきましょう。

目次(クリックで読みたいところから読めます)

エンジニアが年収を上げる方法は、大きく4つある

年収の上げ方には細かい手段がいくつもありますが、整理すると本質は4つに集約されます。

  • スキルアップ:市場価値の高い技術を身につけて、自分の単価を上げる
  • 転職:今より評価してくれる会社に移る
  • 昇進・上流工程:社内でポジションを上げる(PM・PLなど)
  • 働き方を変える:会社員という枠組みそのものを変える

最初の3つは誰しも一度は考えたことがあるはずです。問題はその3つを全部やっても思ったほど上がらない人が多いこと。

まずは年収を上げる方法の王道3つを、メリットも限界も見ていきましょう。

【王道その1〜3】まず知っておきたい年収の上げ方

スキルアップ・転職・昇進という王道3つの年収アップ方法を、やること・上がり幅・向いている人で比較した表。それぞれ効果はあるが上がり幅に天井があることを示す。

上の表のとおり、スキルアップ・転職・昇進の3つはどれも効果があります。(スキルアップは即金性があるかは会社の制度次第だが、人材価値が上がれば昇給や転職に有利)

ただし、それぞれに「ここまでしか上がらない」という天井もある。順番に見ていきます。

スキルアップ:社内で評価されるor市場価値の高い技術を身につける

一番まっとうで誰もが最初に思いつく方法です。

社内の評価制度で資格取得を推奨している企業も多いと思います。

またはAI、データサイエンス、クラウド(AWSなど)といった需要が高くて人材が足りない領域を押さえれば、市場での評価は確かに上がります。

ただ、ここで正直に言っておきたいことがあります。スキルを上げてもそれが給料に反映されるとは限らないんです。

自分が学習したスキルが会社で評価対象のものではなかったり、そもそも市場価値を上げても次のステップとして転職など検討しないと意味がありません。

僕自身は会社員時代は向上心だけはありました。でも残業で消耗し勉強する余力が残っていなかったことも多いです。技術書を買っては、流し読みのまま積読になっていく本を横目に、「勉強しなきゃ」と焦るだけの日々。でもそうやって勉強しているのは会社では使っていない技術なので特に評価されることはない・・・。

こうなってくるとモチベーションを保つのも大変です。

仮にスキルが上がったとしても会社の給与テーブルに関係なければ手取りはほとんど動きません。

スキルアップは土台としては必須。でもそれだけで年収が跳ねるかというと、正直そうは思っていません。

らんこ

勉強しても給料に反映されない…これ、けっこうあるあるなんですよね

転職:今より評価してくれる会社に移る

現職での昇給に限界を感じたら転職は有効な手段です。

「年収を上げる一番の近道は転職」とよく言われるのも、それなりに理由があります。

ポイントは、移る先の選び方です。

  • 年功序列ではなく、成果が給与に反映される評価制度の会社を選ぶ
  • 下請けではなく、商流の上流(一次請け・自社開発)の会社を狙う
  • 外資系やメガベンチャーなど、給与水準そのものが高い環境を検討する
  • そもそも「業界」を変える。同じスキルでも、業界が違えば給与のベースが変わる

最後の「業界を変える」は意外と見落とされがちです。

エンジニア(SE)の仕事は金融でも医療でも物流でもゲームでも、ほぼどの業界にもあります。そして業界ごとに給与のベース水準はけっこう違う。同じ開発スキルを持っていても、給与水準の高い業界に移るだけで、年収のスタート地点が上がることがあるんです。

転職で年収が上がる人は確実にいます。

ただ、家族がいて、住宅ローンや子どもの予定がある、あるいは既に子育て中の30代にとって転職は

「給料は上がるかもしれないが、環境がガラッと変わるギャンブル」

でもあります。新しい会社の文化、人間関係、評価のされ方。入ってみないとわからない部分が大きいんですよね。

転職という選択肢については、「そもそも次も正社員でいいのか?」という視点も含めて、下記の記事で詳しく書いています。

昇進・上流工程:社内でポジションを上げる

実装だけを担当する立場から、要件定義や設計といった上流工程へ。あるいはPM・PLとしてチームをまとめる立場へ。社内でポジションを上げれば、役職手当や評価のランクが変わり、年収が上がります。

ただ、ここにも落とし穴があります。

  • 上流に行くほど、コードを書く時間は減り、調整・会議が増える
  • ポジションには「席の数」があり、空かなければ上がれない
  • マネジメントが得意とは限らない(プレイヤーとして優秀でも、別のスキルが要る)

「技術が好きでエンジニアになったのに、気づけば調整役」

これは本当によく聞く話です。昇進は年収アップの正攻法ですけど、自分のやりたいことと一致するかはいったん立ち止まって考えたほうがいいと思います。

それでも給料が上がりにくい、本当の理由

会社員エンジニアの給料が、個人の頑張りとは関係なく会社の給与テーブルという天井で頭打ちになる構造を示した図解。スキルや成果が上がっても手取りが伸びにくい理由を可視化。

ここまで年収アップの方法を3つを見てきました。どれも正しい方法です。なのに、なぜ「頑張ってるのに上がらない」人がこんなに多いのか。

理由はシンプルで、会社員でいる限り、あなたの給料は「会社の給与テーブル」を超えられないからです。

どれだけスキルを上げても、どれだけ成果を出しても、給与の基準を決めているのは会社です。あなたが生み出した価値がそのまま手取りに反映されるわけではない。

会社という生き物は、利益を生み出すチームだけで構成されてはいません。総務や経理といったバックオフィスが必ずあります。こうした利益に直結しない部署もすべて含めて給料が分配されるため、あなたが会社の利益に貢献しても、間に「会社の取り分」と「給与テーブルの上限」が挟まっているのです。

これは僕の会社員時代がまさにそうでした。

  • 手取り:月32万円
  • ボーナス:25万円×年2回
  • 年間手取り合計:約434万円

エンジニアは人材不足で引く手あまた、と言われます。

実際、厚生労働省の調査でも情報処理・通信技術者の有効求人倍率は全職種平均を大きく上回っています。

なのに、僕の手取りは月32万円のまま。残業は月30〜40時間。みなし残業だから、何時間働いても給料は同じ。この「静かな徒労感」が一番きつかった。

「需要はあるのに、自分の給料は上がらない」

このねじれの正体は、あなたの能力不足ではありません。あなたが稼いだお金がまず会社に入って、そこから決まった分だけ給料として戻ってくる。その仕組みそのものにあります。

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」

この「会社の構造」の話は、下記記事でもっと深く掘り下げています。

【第4の選択肢】”働き方を変える”という年収の上げ方

筆者せいやの収入推移グラフ。会社員時代の年間手取り434万円から、独立直後の年商720万円、現在の年商900万円へと倍増した実例を3本の棒グラフで示す。

スキルアップ、転職、昇進。この3つを「会社の中での年収アップ」とするなら、4つ目は会社という枠組みの外に出る選択肢です。

具体的には、フリーランス。僕が選んだのはこの道でした。

数字で見てもらうのが早いと思います。

時期立場年収(手取り or 年商)
〜2020年会社員年間手取り 約430万円
2020年(独立直後)フリーランス年商 720万円(月単価60万)
現在(独立6年目)フリーランス年商 900万円(月単価75万)

会社員のままだったら、たぶん今もこの数字には届いていません。

念のため言っておくと、これは「フリーランスは誰でも儲かる」という話ではありません。案件が途切れるリスクもあるし、福利厚生は自分で用意することになる。

ただ、「年収の上げ方」を考えるなら、働き方そのものを変えるという選択肢が確実に存在することは、知っておいて損はないはずです。

なぜ働き方を変えると年収が上がるのか

会社員は生み出した価値から会社の取り分を引いた残りが給料になるのに対し、フリーランスは価値がほぼ直接収入になる仕組みの対比図。働き方を変えると手取りが増える理由を示す。

理由は、会社の仕組みの裏返しです。

会社員の給料は、あなたが生み出した価値から会社の取り分や経費を引いた残りです。

フリーランスは、その間に挟まるものが減る。クライアントが払う金額が、ほぼそのまま自分の収入になります。

しかも、頑張りが数字で返ってくる。

僕は今の業務委託先で2回の単価交渉をして、月65万→70万→75万と上げてきました。年商でいうと120万円アップです。

これだけ上がると生活や貯金に与えるインパクトも大きいです。会社員時代の「何時間働いても給料が同じ」とは、まるで違う手応えがあります。

単価交渉をどう切り出したか、その実例は下記記事に書きました。

転職と何が違う?失敗しても仕切り直しやすい

転職は数年続けないとジョブホッパー扱いされ身動きが取りづらいのに対し、フリーランスは案件が合わなければ移りやすく仕切り直しやすいことを示す対比図。

ここで、転職との違いを一つ挙げておきます。

さっき、転職は「環境がガラッと変わるギャンブル」だと書きました。実は、フリーランスの案件選びにも同じようにギャンブルな面はあります。入ってみたら現場の雰囲気が合わない、技術が思っていたのと違う。これはどちらでも起こります。

違うのは、外したときの仕切り直しやすさです。

  • 転職:合わないと思っても、数年は続けないと「ジョブホッパー(短期離職を繰り返す人)」というネガティブな見られ方をされやすい。次の転職で不利になることもある
  • フリーランス:案件は数ヶ月単位の契約が基本。合わなければ、更新のタイミングで次の現場に移ればいい。それで経歴に傷がつくこともない

僕自身、「この現場は技術が固定化して成長できないな」と感じた案件は、1〜2年で切り替えてきました。逆に、新しい技術を積極的に取り入れる現場は長く続けています。

合うか合わないかを、自分のタイミングで選び直せる。これは、家族がいて「失敗したら戻れない」のが怖い人にとって、けっこう大きな安心材料だと思います。

「家族がいるのに大丈夫?」への僕の答え

「興味はある。けど、家族もいるのに冒険していいのか」

「もし案件が途切れたら、どうやって食べていくんだ」

「失敗したとき、もう正社員には戻れないんじゃないか」

このあたりが引っかかって動けない、という人もいるでしょう。その不安、よくわかります。僕も同じでした。だから、僕なりの答えを述べます。

まず、僕が独立したのは子どもが生まれる前、妻と二人で暮らしているタイミングで動きました。
今振り返ると、「家族が増える前に動いておいてよかった」と本気で思っています。小さな子供がいるとそもそも転職活動の時間が取れなかったりしますからね。身軽なうちに環境を変えておけたのは大きかった。

そして、リスクをゼロにはできませんが、減らす方法があります。

それは、在職中にエージェントと面談して、案件のあてを作ってから辞めることです。

これなら、エージェントとカウンセリング面談→案件を紹介してもらって、自分に合う案件がなかったらそのまま今の生活が続くだけなのでリスクゼロです。僕もこうしました。

らんこ

いきなり辞めなくて大丈夫です。まずは”知る”だけでも景色が変わりますよ

他にも、

  • いきなり独立せず、まず「自分の市場価値」を知るところからゆっくり始める
  • 生活防衛資金を最低でも数ヶ月分は用意してから動く

などありますが、僕自身は「もう会社辞めよう」が先行していたので、生活防衛資金(貯金)はほぼゼロの状態でエージェントと面談し、約1カ月後にはフリーランス転向していました。そんなんでも何とかなるっていう実例だと思ってください。

それと意外かもしれませんが、フリーランスのほうが家庭との両立がしやすい面もあります。僕の場合、通勤の往復2時間半が消えました。家族との時間はむしろ増えています。

なぜ30代・家族持ちがフリーランスに向いているのか、その理由は以下の記事で詳しく書いています。不安をひとつずつ潰したい人は、こちらを読んでみてください。

年収を上げたい人が、明日からできること

年収を上げるために明日からできる3ステップの行動プラン。市場価値を知る、選択肢を比べる、小さく動く、という流れを示したフロー図。

「自分も動いてみようかな」と思ったら、いきなり大きな決断をする必要はありません。明日からできる3ステップに分けました。

STEP
自分の市場価値を知る

今の年収が相場と比べてどうなのかを確認する。転職サイトの年収診断やエージェントの面談で、客観的な数字がわかります

STEP
4つの選択肢を比べる

スキルアップ・転職・昇進・働き方を変える。自分の状況に一番合うのはどれかを、具体的に並べて考える

STEP
小さく動く

辞表を出す必要はありません。エージェントに登録して話を聞く、求人を眺める、面談を受けてみる。情報を取るだけでも、見える景色が変わります

特に大事なのは、ステップ1です。自分の市場価値を知らないまま「上がらない」と悩むのが、一番もったいない

僕も、エージェントと面談して初めて「会社の外ではこの単価で評価されるのか」と知りました。あの面談がなければ、今も会社員のままだったと思います。

💰 「外だと、いくらで評価されるの?」が気になったら

会社の外での自分の値段は、知らないと一生わからないままです。僕が単価を月65万から75万まで上げてきたリアルな数字と、その上げ方を公開しています。

フリーランスの単価の実例を見る →

まずエージェントに相談したい人は 👉 エージェントおすすめ比較を見る

まとめ:年収の上げ方は1つじゃない

最後に、4つの方法をもう一度並べておきます。

方法中身こんな人に
スキルアップ需要の高い技術を身につけるまず土台を固めたい人
転職評価される会社に移る環境ごと変えたい人
昇進・上流社内でポジションを上げる今の会社が好きな人
働き方を変える会社員の枠の外に出る価値を直接収入にしたい人

「年収の上げ方」と検索すると、たいていは最初の3つで終わります。

でも、本当はもう一つ、働き方そのものを変えるという道があります。僕はそれで、年間手取り434万円から年商900万円まで来ました。

もちろん、どれが正解かは人それぞれです。大事なのは、選択肢が4つあると知ったうえで、自分で選ぶこと。これを知らずに「もう上がらない」と諦めるのは、あまりにもったいない。

まずは、自分の市場価値を知るところから。その先に4つ目の選択肢がちゃんと見えてくるはずです。

🚩 「働き方を変える」を、もう少し知ってみる

4つ目の選択肢が気になった方へ。家族がいる30代だからこそ、フリーランスが向いている理由があります。リスクの減らし方も含めて、まずは”知る”ところから始めてみませんか。

30代がフリーランスに有利な理由を見る →

エンジニアの年収の上げ方は4つあると伝える記事のアイキャッチ。会社員時代の手取り434万円から年商900万円へ倍増させた筆者の実体験と、見落とされがちな第4の選択肢を強調。

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