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フリーランスの確定申告はいくらから?6年自分で申告してきた僕の体験談

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フリーランスの確定申告はいくらから必要かを6年間の体験談で解説する記事のアイキャッチ。所得95万円が目安という最新基準と「思ったより怖くない」というメッセージを強調。

「フリーランスに興味はある。でも、確定申告を自分でやるのは不安……」

独立を考え始めたエンジニアなら、一度は引っかかるポイントだと思います。僕も会社員時代は年末調整の書類にハンコを押すだけだったので、独立直前の認識は「e-Tax??」というレベルでした。

先に結論からお伝えすると、専業フリーランスの場合、「所得(収入から経費を引いた額)が基礎控除を超えたら確定申告が必要」というのが基本の考え方です。そしてこの基礎控除、2025年分からの税制改正で48万円から58万〜95万円に引き上げられています。

この記事では、「いくらから必要なのか」の最新の判断基準と、6年間freeeで自分で申告してきた僕の体験談を、初年度のつまずきも含めてお話しします。読み終わる頃には「確定申告、思っていたより怖くないかも」と感じてもらえるはずです。

目次(クリックで読みたいところから読めます)

フリーランスの確定申告はいくらから必要?【目安は所得95万円】

確定申告が必要かどうかの分岐チャート。専業フリーランスは所得が基礎控除を超えたら、会社員の副業は給与以外の所得が20万円を超えたら申告が必要になる判断の流れ。

まずは上のチャートで、自分がどちらのパターンかをざっくり掴んでください。ここから一つずつ見ていきます。

その前に、大事な前提がひとつあります。判定に使うのは「収入」ではなく「所得」です。

「収入」ではなく「所得」で判定する

収入から必要経費を差し引いた残りが所得になることを示す構造図。確定申告の要否は振り込まれた収入ではなく、経費を引いた後の所得で判定する。

上の図のとおり、言葉を整理するとこうなります。

  • 収入(売上)=クライアントから振り込まれた総額
  • 所得=そこから必要経費(PC代・通信費・作業スペースの家賃の一部など)を引いた残り

「年商600万円」と聞くと大きく感じますが、申告の要否や税金の計算は、そこから経費を引いた所得がベースになります。ここを混同すると、このあとの基準がぜんぶズレてしまうので、最初に押さえておいてください。

基礎控除は「48万円」から「58万〜95万円」に変わった

専業フリーランスの場合、所得が基礎控除以下なら課税される所得が残らないため、確定申告は不要とされています。逆に言えば、所得が基礎控除を超えたら申告が必要になります。

その基礎控除が、令和7年度の税制改正で大きく変わりました。

合計所得金額基礎控除額(2025年・2026年分)
132万円以下95万円
132万円超336万円以下88万円(2027年分以後は58万円)
336万円超489万円以下68万円(同上)
489万円超655万円以下63万円(同上)
655万円超2,350万円以下58万円

改正前は一律48万円でした。ひと昔前に独立準備を調べたことがある人は「48万円」の記憶が残っているかもしれませんが、いまは上の表が現行の基準です。

出典:国税庁「令和7年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等について」

ちなみに、所得が基礎控除以下でも、源泉徴収された報酬の還付を受けたい場合や青色申告の特典を使いたい場合は、申告したほうが有利なケースがあります。このあたりは人によって状況が違うので、迷ったら税務署や税理士に確認するのが確実です。

らんこ

税金の数字は改正で変わります。最後は税務署に確認が安心ですよ

副業エンジニアは「20万円ルール」で判定する

会社員のまま副業で収入を得ている場合は、基準が変わります。給与を1か所から受けていて年末調整が済んでいる人は、給与以外の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要です。

出典:国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」

ここでも判定は「収入」ではなく「所得」。副業の売上が25万円でも、経費が6万円かかっていれば所得は19万円で、所得税の確定申告は不要になります。

確定申告が不要でも「住民税の申告」は別もの

見落としやすいのがここです。20万円ルールはあくまで所得税の話で、住民税には「20万円以下なら申告不要」という仕組みがありません。

副業所得が20万円以下で確定申告をしない場合でも、市区町村への住民税の申告は原則として別途必要です。手続きは自治体によって違うので、お住まいの市区町村の窓口で確認してください。

フリーランスの確定申告は実際どれくらい大変?【6年やった体験談】

基準はわかった。じゃあ実際、どれくらい大変なのか。ここからが本題かもしれません。

6年間、税理士なしで自分で申告してきた僕のリアルをお話しします。(そもそもフリーランスと正社員で働き方やお金がどう違うのかは、フリーランスエンジニアとは?正社員との違いと収入の実情で整理しています)

初年度は「e-Tax??」レベルだった

正直に言うと、独立した2020年の僕は、確定申告がどういうものか具体的なイメージがまったくありませんでした。e-Taxという単語を見ても「e-Tax??」という感じ。会社員時代は年末調整でハンコを押すだけだったので、何を、いつからいつまでにやらなきゃいけないのかすら知らなかったんです。

会計ソフトも「個人だと何を使うのがセオリーなの?」という状態。おまけに「無駄に税金を払っていないか」「どうすれば一番効率よく節税できるのか」もわからない。不安の種だけはひと通り揃っていました。

やったことはシンプルです。GoogleとYouTubeで調べまくる。申告しなきゃいけないこと自体は知っていたので、独立直後からYouTubeの解説動画で予習して、最終的にはfreeeを使って見様見真似で申告書を作りました。

それでも提出のときは「これ、合ってるのか……?」とずっと不安でした。結果がどうだったかというと、あれから6年、今のところ税務署から指摘を受けたことは一度もありません。見様見真似でも、会計ソフトの案内どおりに進めれば形になる。これが僕の実感です。

一番の失敗は申告作業ではなく「ネットの領収書」だった

意外かもしれませんが、初年度に実害を食らったのは申告作業そのものではなく、領収書でした。

ネットで購入したサービスの領収書には、サービス側で「発行から半年まで」のように閲覧期間が決まっているものがあります。それを知らずに放置していたら、確定申告の時期にダウンロードしようとしたときにはもう見られなくなっていて、経費にできなかった支出があったんです。地味に痛い。

今は「オンラインの領収書はその場でダウンロードして、Google Driveに保存」をルールにしています。これから独立する人は、初年度からこれだけは真似してください。

らんこ

ネットの領収書はダウンロード期限に注意!もらったらすぐ保存です

6年目の今は「2週間ゆっくり」。集中すれば1〜2日の作業量

初年度と6年目の確定申告の比較。初年度は何もわからず不安だらけだったが、6年目はfreeeで2週間かけてゆっくり進めて完了し、集中すれば1〜2日で終わる作業量になっている。

上の図が、僕の初年度と現在の違いです。いま僕の確定申告は、毎年2月に入ったら2週間くらいかけてゆっくり進めるスタイルになっています。毎日何時間も張り付くわけではなく、仕事の合間にfreeeの画面をぽちぽち進めていく感じです。ガッツリ集中すれば、おそらく1〜2日で終わる作業量だと思います。

申告の中身も書いておくと、僕は青色申告の65万円控除(複式簿記+e-Tax)で申告しています。複式簿記と聞くと身構えますよね。でも記帳の大部分はfreeeが裏側でやってくれるので、簿記の知識がなくても実務で困ったことはありません。

出典:国税庁「No.2072 青色申告特別控除」

なお、青色申告をするには開業時に「開業届」と「青色申告承認申請書」の提出が必要です。僕は退職から案件参画までの数日のすき間に税務署で出しました。このあたりの独立手続きの全体像は現役フリーランスが教える失敗しないフリーランスエンジニアのなり方完全ガイドにまとめています。

申告期間は例年2月16日〜3月15日。期限を過ぎると加算税などのペナルティの対象になり得るので、そこだけは守ってください。

大変さの正体は、作業量ではなく「わからない不安」

6年やってみての結論です。確定申告のしんどさは、作業量そのものより「これで合ってるのかわからない」という初年度の心理的な不安が9割でした。

この不安は、根性ではなく仕組みでだいぶ減らせます。

確定申告の負担を減らす2つの仕組み

フリーランスの事務負担を減らす2つの仕組み。会計ソフトが帳簿付けと申告書作成を自動化し、エージェントが請求書発行とインボイス対応を代行する役割分担を示す。

僕が6年間つまずかずに回してこられたのは、上の図のとおり、事務作業をこの2つに任せているからです。

任せる先やってくれること
会計ソフト(freeeなど)帳簿付けの自動化・申告書の作成・e-Tax提出
エージェント請求書の発行・インボイス対応・単価交渉などの商流まわり

会計ソフト:簿記の知識ゼロでも申告までたどり着ける

銀行口座やクレジットカードを連携すると取引が自動で取り込まれ、質問に答えていくだけで申告書ができあがります。「e-Tax??」から始めた僕が6年続けられているのは、完全にソフトのおかげです。

ひとつ補足すると、独立前に事業用のクレジットカードを1枚作っておくと、経費とプライベートの支出が混ざらず、ソフトとの連携がさらに効きます。僕も独立前に事業用カードを作りました。

エージェント経由なら、請求書・インボイス対応を任せられる

もうひとつ、意外と知られていないのがこちらです。エージェント経由で案件に参画している場合、請求書の発行やインボイス対応はエージェント側がやってくれます

毎月の請求業務は、直契約なら自分で請求書を作って、送って、入金を確認して……という地味な作業の積み重ねです。僕はこの部分をレバテックフリーランスに任せているので、毎月の事務作業はほぼゼロ。確定申告のときも毎月の支払明細が揃っているので、売上の集計で迷いません。

エージェントにはマージン(手数料)がかかりますが、営業や単価交渉の代行だけでなく、こうした事務の代行まで含めての値段です。マージンなんて無いに越したことはないものの、毎月の請求業務から解放されるだけでも、僕は元が取れていると感じています。マージンの仕組みはフリーランスエージェントのマージンとは?相場と「払う価値」で詳しく解説しています。

なお、エージェントの中には確定申告サポート付きのサービスもあります。事務への不安が強い人は、そういう軸でエージェントを見比べるのも一つの手です。

らんこ

不安は根性じゃなく、仕組みで減らすのがコツですよ

まとめ:確定申告を理由に独立を見送るのは、もったいない

最後に、この記事の要点を整理します。

  • 専業フリーランスは「所得(収入−経費)が基礎控除を超えたら」確定申告が必要。基礎控除は税制改正で58万〜95万円に引き上げ
  • 会社員の副業は「給与以外の所得が20万円超」で申告が必要。ただし住民税の申告は別もの
  • 6年自分で申告してきた実感では、2週間ゆっくり進めて終わる作業量。怖さの正体は「わからない不安」
  • その不安は、会計ソフト+エージェントの仕組みでほとんど解消できる

僕にとっても、確定申告はかつて「フリーランスにならない理由」の一つでした。でも実際にやってみれば、年に一度、2週間の作業です。これを理由に、収入が大きく伸びる可能性のある選択肢を見送っていたとしたら……正直、もったいなかったと思います。

事務まわりを任せられるエージェントに登録しておくことは、独立準備としてもリスクヘッジとしても有効です。僕がメインで6年使っているのはレバテックフリーランスです。

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僕が6年使っているレバテックフリーランスは、請求書発行やインボイス対応などの面倒な事務を任せられます。登録も相談も無料なので、独立準備の情報収集からでも使えます。

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複数のエージェントを比較してから決めたい人は、30代エンジニアにおすすめのフリーランスエージェント5選も参考にしてください。

※本記事の税金・申告に関する内容は、僕個人の体験と執筆時点の公開情報をもとにしたものです。制度は改正されることがあるため、最新の情報やあなた自身の申告義務の正確な判断は、国税庁サイト・税務署・税理士にご確認ください。

フリーランスの確定申告はいくらから必要かを6年間の体験談で解説する記事のアイキャッチ。所得95万円が目安という最新基準と「思ったより怖くない」というメッセージを強調。

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