レバテックフリーランスの単価は実際いくら?月給32万のエンジニアが月単価60万になった話

当ページのリンクには広告が含まれています。

レバテックフリーランスの公式サイトを開いたとき、「平均年収881万円」という数字が目に入りました。

正直、僕は当時この数字を見たとき「どうせ一握りのスーパーエンジニアの話でしょ?」と思っていました。

32歳、妻と子どもがいて、会社員としての手取りは月30〜32万円。ボーナス込みで年の手取り450万円程度です。フリーランスに興味はあったけど、「家族がいる自分が動いていいのか」という気持ちがずっとブレーキになっていました。ネットに出てくる数字もどこまでリアルか疑っていて、実際自分に当てはまるのはどんな数字なのかわからず、なかなか一歩が踏み出せなかったんです。

結論から言うと、僕はレバテックフリーランスを使って月単価60万円の案件を獲得しました。年720万円です。平均年収の881万円には届いていませんが、フリーランス始めたてでこれなので、881万円が全くの絵に描いた餅ではないことがわかります。

この記事では会社員時代の手取り月30〜32万円から、大きく収入が変わった実体験をベースに、「レバテックフリーランスの単価の実態」を正直に書いていきます。

「自分のスキルだとどれくらいの単価になるのか」「単価が上がっても税金で持っていかれるんじゃないか」。そういう疑問に、実際の数字で答えます。

目次(クリックで読みたいところから読めます)

「平均年収881万円」のカラクリ。この数字、そのまま信じていい?

平均年収881万円の条件

レバテックフリーランスの公式サイトに掲載されている「平均年収881万円」。この数字自体は嘘ではありません。ただし、いくつかの前提条件がつきます。

この881万円は、首都圏・週5日稼働・Web/アプリエンジニアの2023年5月時点の実績値です。つまり、地方在住のエンジニアや、週3〜4日稼働を希望する人はこの平均には含まれていません。(但し、最近はリモート可能案件が多いので地方不利なことは少ない印象です)

もうひとつ知っておきたいのが、マージン(仲介手数料)です。レバテックフリーランスのマージン率は非公開ですが、業界平均は10〜20%程度と言われています。クライアント企業が月80万円を払っていても、エンジニアの手元に届くのは月64〜72万円くらい。この差額がエージェントの取り分です。

フリーランスエージェントのマージンの仕組み

じゃあ公式の数字は信用できないのかというと、そういう話ではなくて。平均値に自分を当てはめないことが大事です。平均はあくまで全体の傾向。自分がいくらもらえるかは、スキルと経験年数で決まります。

マージン率が非公開だからこそ、複数のエージェントに登録して、同じスキルセットでどのくらいの単価が提示されるかを比較するのが現実的な対策です。

PHP・SE経験6年なら月単価いくらが現実的か

「平均年収881万」が自分には直接当てはまらないとして、じゃあ実際にいくらが目安になるのか。

レバテックフリーランスの公式データによると、PHP案件の平均月単価は約71万円、プログラマー・システムエンジニアの平均月単価は約66万円~約71万円です。

PHPをメインにしたSE経験が6年ある人なら、月単価65〜75万円あたりが現実的なレンジです。

経験年数/単価レンジ
3年未満
40~55万円
3~5年
55~65万円
6年以上
65~75万円
10年以上
75~90万円
らんこ

基本的には実務経験に比例して単価は高くなる傾向です

ただし、これはあくまで「傾向」であって、「最初からこの金額で決まる」わけではありません。スキルの組み合わせや、リーダー経験、設計経験の有無やそのとき募集のある案件によっても変動します。

ちなみに、レバテックの公式情報では「最高月単価160万円」という数字も出てきますが、これは特殊なケースです。実態としては月単価60〜80万円が中心帯で、ここにいる人が一番多い、という感覚で捉えておくのがいいと思います。

月単価の分布イメージ

月単価60万円の手取りは実際いくらか。税金・経費のリアル

「で、実際に手元にいくら残るの?」単価の話を聞いたあと、誰もが気になるのはここですよね。

フリーランスは会社員と違って、税金も社会保険も全部自分で払います。ここが曖昧だと実態とズレてしまうので丁寧に解説します。

月単価60万円の手残りシミュレーション

売上と手残りのイメージ

月単価60万円で12ヶ月稼働すると、年間売上は約720万円。ここから引かれるのが以下です。

※上記は青色申告特別控除(65万円)を適用した概算です。扶養家族の人数や居住地域によって変動します。

会社員時代の手取り月30〜32万円と比べると、フリーランスは手残り月41~46万円。手残りが月11〜14万円ほど増えた計算になります。年間で130〜170万円の差です。

正直、「あれ?たいしたことなくね?」って思いましたよね?けどフリーランスには、会社員にはできない手残りを増やす手段があります。次で解説します。

会社員にはない「手残りを増やす手段」がある

「フリーランスは税金が高い」とよく言われますが、実は会社員には使えない節税の手段がいくつもあります。これがあるからフリーランスから会社員に戻りたくないとさえ思っています。

たとえば、自宅を仕事場にしている場合は家賃や電気代、通信費を按分して経費にできます

按分(あんぶん)とは?
プライベートと事業の両方で共通して使う支出を、合理的な割合(面積、時間など)で分けて事業に利用した分だけを「経費」として計上すること

つまり、例えば3部屋の家に住んでいてその内一部屋を仕事用の部屋とし家賃が10万円だった場合、30%を事業用に按分することで毎月3.3万円を経費にできるということです。他にも仕事に必要な書籍や勉強用のサービス、ネット環境が必要ならネット代も経費です。経費が増えれば課税所得が減り、税金が減ります。

さらに、小規模企業共済に加入すれば掛金(年間最大84万円)が全額所得控除になりこれも税金が減ります(僕は2年目から満額で加入しました)。
ここでは詳しく触れませんが、小規模企業共済の掛金は事業を畳むときに戻ってくるので無駄にはなりません。

フリーランスの節税手段

こういった仕組みを活用すれば、上の試算よりも大幅に手残りは増やせます。節税の具体的な方法は別の記事で紹介しますが、ポイントは「フリーランスは会社員よりも手残りを自分でコントロールできる」ということです。

僕の実体験。月給32万円から月単価60万円~になるまで

数字ばかり並べてきましたが、僕自身もつい最近まで「本当にフリーランスで食っていけるのか」をずっと疑っていた側の人間です。ここからは僕の体験談を書いていきます。

会社員時代のリアルな収入

フリーランスになる前の僕は、Web系のSEとして働いていました。手取りは月30〜32万円、ボーナスは年2回で各25万円ほど(変動あり)。年収にすると430〜440万円くらいです。

生活できないわけじゃないけど、子どもが生まれて、将来の教育費や住居費を考えると「このままでいいのかな」とずっと思っていました。

フリーランスに踏み出したきっかけ

SNSでフリーランスエンジニアの存在を知って、「自分でもできるのかな」と興味を持ちました。稼ぎの良さを魅力に感じたのはもちろん、色んな案件に参画できるというのもポイントでした。端的に言うと同じ仕事に飽きていました。

ただ、家族がいるので勢いだけでは動けません。

妻に「フリーランスをやってみたいんだけど……」と切り出したとき、正直ドキドキしていました。いざフリーランスになったときにじゃあ実際いくら貰えんの?ってところがフワフワしていたので、今と同じ生活水準でいけるのか不安でした。

でも妻は「失敗しても大丈夫だよ。人生一度きりだから、興味があったらやってみた方が後悔がないよ」と言ってくれました。この言葉がなかったら、僕は多分まだ踏み出せていなかったと思います。

ただ、こんなにビクビクしていたのに実際にフリーランスエンジニアに登録するのは全然あっけなくて、こんなにビビる必要はありませんでした。

レバテック登録から案件決定まで

レバテックフリーランスに登録してからの流れはこんな感じでした。

レバテックで案件参画までの流れ

まずカウンセリング面談。これは実際に自分の技術スタックや希望する案件の方向性、希望の月収、リモート案件が良いか常駐でも大丈夫かなどをレバテックの担当者と相談します。

面談したその日のうちに、いくつかの案件を紹介してくれたりもします。興味のある案件を伝えつつ、並行してスキルシートをまとめて提出。スキルシートのフォーマットはエージェント側が用意してくれるので、自分たちは各項目を埋めていく感じです。

また企業側から商談してみたいとオファーがある場合があります。

僕の場合も最初にお世話になった案件は企業サイドからオファーがあったものでした。その後は日程を決めて商談へ。商談前にレバテックの担当者が「よく聞かれる質問」や「商談の流れ」を資料にまとめてくれるので、どう答えるか事前に準備します。初めての商談は雰囲気や流れもわからないので、これは地味にありがたかった。

商談後、契約が決まったタイミングで会社に退職届を提出。同時に開業届と青色申告届も出しました。

ちなみにフルリモート案件でも初日だけは出社して、PCなど必要物を受け取ります。このとき、迷わないようにレバテックの担当者がついてきてくれました。

カウンセリングから案件参画決定まで約1~2週間でした。思ったよりスピーディですよね。

案件の中身

僕が参画した案件の技術スタックは、PHP(FuelPHP)、MySQL、Git/GitHub、基本的なターミナル操作です。

実はFuelPHPとGit/GitHubは未経験だったんですが、「やりながら覚えればいい」と言ってもらえました。PHPの基礎がしっかりあれば、フレームワークやツールの違いは現場で吸収できるというのは、僕自身が実証した形です。

レバテックの口コミを見ても、経験年数がある程度あるエンジニアには案件紹介のスピードが早い印象です。あるフリーランスエンジニアの方は、複数のエージェントに登録した中で「レバテックが一番面談に進む率が高かった」と書いていました。逆に、経験が浅いと厳しいという声もあり、「商品にならない人材に時間は割かない」というビジネスライクな姿勢があるのも事実です。

経験6年以上のSEなら心配しなくていいです。実際、僕のカウンセリングでも技術スタックを話した時点でその日のうちに案件を提案してもらえました。「自分が対象になるか不安」なら、話してみるのが一番早い確認方法です。

また経験3年~のエンジニアでも相談してみる価値は十分あります。実際現場で出会うレバテックからのフリーランスはそのぐらいでフリーランスに転身した人は多いです。

単価は上がるのか?参画後の単価アップの実態

「最初の単価はわかった。でも、そこから上がることはあるの?」

レバテックフリーランスの公式情報によると、参画後に単価アップを実現した人は約2人に1人です。

やり方としては、同じ案件で信頼を積んで契約更新時に交渉するか、スキルが上がったタイミングで別の案件に移るかです。どちらにしても単価交渉はレバテックの担当者が代行してくれるので、自分から企業に「上げてほしい」と言いにくい人でもハードルは低いです。

実際僕も案件参画から1年経過するごとに単価交渉をお願いして順調に単価がアップしました。

ただ、単価を最大化したいならエージェントは最初から一社に絞らない方がいいです。これは僕の実感です。

単価交渉は月単価3万円とか5万円上がるか上がらないかです。それに比べて最初の案件選びでエージェント単位で比較すると、同じスキルでも提示される月単価が10万円変わることもあります。レバテックのマージン率は非公開なので、他のエージェントと並行して使うことで「自分のスキルの適正単価」がはっきりします。

「自分のスキルでいくら稼げるか」は、聞けばわかる

ここまでの話をまとめると、レバテックフリーランスの「平均年収881万円」は首都圏・週5稼働・Web/アプリエンジニアに限った数字なので、そのまま鵜呑みにはしない方がいい。

ただPHP・SE経験6年なら月単価65〜75万円は十分に狙えるレンジです。月単価60万円でも税金・経費を引いた手残りは月41〜46万円。会社員時代の月30〜32万円から確実に上がります。

僕自身、「本当にフリーランスで食べていけるのか」がずっと不安でした。でも振り返ると、一番時間を無駄にしたのは「調べてるだけで動かなかった期間」です。

レバテックのカウンセリングは無料で、面談当日に案件を見せてもらえます。初日は担当者が同行してくれるので、登録後に一人で全部やらないといけないわけでもありません。

迷っている時間が一番もったいないです。自分のスキルがいくらになるか、確認だけでもしてみてください。

レバテックフリーランスと他エージェントの比較はこちら

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次(クリックで読みたいところから読めます)