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【体験談】8年間勤めた会社を退職してフリーランスエンジニアになった理由

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32歳・家族持ちのエンジニアが8年間勤めた会社を退職し、正社員転職ではなくフリーランスを選んだ理由を解説する記事のアイキャッチ。

「もう何年も昇給がほとんどない」
「この会社にあと何十年もいるのか…」

30代に入って、こんなモヤモヤを抱えていませんか?僕は抱えてました。

毎日変わらない景色、同じような作業、そして何より全然増えない給料。なんか漠然と日々がストレスで色褪せてる感じ。

僕が8年間勤めた会社を辞めてフリーランスエンジニアになった理由は色々あるのですが、突き詰めていくとこの4つです。

  • レガシーな技術に縛られたまま、自分の市場価値が下がっていく感覚があった
  • 手取り32万円が、この先も大きくは動きそうになかった
  • 案件を選べる立場なら、収入も技術も環境も自分で変えられると知った
  • 子どもが生まれる前の「今」が、いちばんリスクの小さいタイミングだった

このなかでもシンプルに収入の部分が一番ウェイトを占めています。

独立したのは32歳のとき。当時は妻と二人暮らしで僕は手取り月32万円でした。平均と言えば平均ぐらいの収入なんだけど、とにかく余裕がなかった。

月末に給料が振り込まれた瞬間、すぐに家賃10万円が引き落とされ、間もなくカードの引き落とし。給料日でホクホクになった僕の口座は1週間もしないうちに残高が1~2万円になってしまっていました。

毎月ギリギリの生活をしているのに、急に家電が壊れて数十万円の出費になってしまったときなんかは借金でなんとか凌ぐこともありました。

こんな生活を続けていたら一向に貯金もできない、

けど「動いて失敗したら?」

僕は一応家庭を支える大黒柱、失敗したら今の生活は消し飛んでしまいます。

でも、、

「リスクは今が一番小さい」と腹をくくって動いた結果、最初の案件で月単価60万円。会社員時代と比べてほぼ倍の収入になりました。そしてありがたいことに、月の単価は70万、75万と今なお上がり続けています。

この記事では同じような「モヤモヤ」を抱えている人の悩みや迷いを少しでも晴らせるように、当時の僕を振り返りながら実際どんな事を思い、どんな考えをして退職→フリーランス転向に至ったのか書いていきます。

「生活が苦しい」「日々の変化がなく嫌気がさす」と現在進行形で悩んでいる人にとってきっと役に立つことがあるはずです。ぜひ読んでいってください。

目次(クリックで読みたいところから読めます)

8年間勤めた会社を退職した理由

会社を辞めた4つの理由を縦に並べたカード図。市場価値が下がる不安、手取りが増えない頭打ち、案件を自分で選べないこと、5年後10年後の未来が描けないことの4点を示す

僕が会社を退職した理由で大きかったのがこの4つです。

これらの共通点って何だと思いますか?

それは、いずれの項目も収入に影響する要素ということです。

理由①:成長している実感がなく、市場価値が下がる不安があった

僕は会社員時代、あるシステムの運用保守&機能追加の仕事をしていました。

その開発現場で使っているツールや環境はややレガシーなもので、システムの開発言語・フレームワーク・バージョン管理…etc

どれも世の中のトレンドに置いて行かれているのを感じていました。

「自分の今のスキルは外では通用しないんじゃないか?」という不安が常につきまといます。

技術系のYouTubeやSNSを見るたびに

「自分だけ止まっている気がする」
「自分より若い人に市場価値で負けていそう」

という焦燥感。

レガシーな技術しか使えないと、もちろん人材価値は現状維持ではなく下がっていきます。自分が止まっているだけで相対的に価値が落ちる。

とは言え、すぐに今現場で使っているツールや技術を刷新することは難しい。提案したとしてもとても大きなコストが掛かるので実際に導入されるか、いつ刷新できるかは自分でハンドリングできません。

僕の場合は、仕事で使うわけでもない技術書やUdemyの教材を買っては残業で消耗した頭でパラパラめくって気を紛らわせていました。当時は消耗していたため、特に資格を取れたわけでもなければ何かを作り上げたわけでもない。
枕元に少し齧った技術書だけが積み上がっていく。時間と気力がない。そんな中途半端な独学を、何年も続けていました。

業界全体は人手不足です。経済産業省の試算では、IT人材の不足は2030年に最大で約79万人にまで広がるとされています。だけど、それはできるエンジニアを探しているからです。
僕の市場価値が目減りして、「できるエンジニア」からどんどん遠ざかっていく。この感覚は恐ろしいです。

出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査 調査報告書」

理由②:手取り32万円が頭打ちで、この先も増える気がしなかった

会社員時代の給料は、手取り月32万円。ボーナスが25万円×年2回。年間の手取りを足すと、約430万円です。額面年収で言うと500~600万円ゾーンなので、そんなに悪くないですよね。

それでも我が家の家計はいつもギリギリで貯金はほぼゼロ。また、そんなギリギリで回しているので急な出費のときは借金で凌いだりしていました。

月末の給料日、その次の日には家賃やカードが引き落とされ雀の涙しか残らない。これって僕だけでしょうか。

またキツかったのはそれだけではなく、頑張っても給料が変化しないことでした。
当時勤めていた会社は固定残業制で、月に40時間残業しても毎月の給料は同じ。この徒労感が静かに精神をむしばんでいました・・・。

査定は年に1~2回あり、その評価で給与は上がりますがそれでも上がって年数千円とか、、大きく伸ばすためには昇進して給与テーブルを上げるしかありませんが、これはポストの問題や相対評価だったりするので自分の努力だけではどうにもならないこともあります。

理由③:案件を選べず、興味のない仕事もやるしかなかった

僕のメイン業務は、既存システムの保守と新規機能開発でした。

既に動いているシステムなので構成やフレームワークを変えるのはコストが大きすぎて現実的じゃない。

「新しい技術を使いたいから」なんて理由で基盤を入れ替えようと言い出しても、誰も首を縦に振りません。

つまり、興味が薄いやり方でもそのままやり続けるしかない。

当時はReactやVueがフロントエンドの技術として流行り始めていた時期です。そんな中、自分はずっとES6以前のJSとjQueryを使って開発する。それがいつ終わるかもわからない。

新しい技術を試したくても社内で提案が通らなければそれまでだし、例え提案が通ったとしても既存のシステム開発を止めるわけにいかないので大胆にコストを避けるかは部署の方針次第です。

そんなら、最初からその技術を使っているところに転職した方が数倍早いですよね。

理由④:5年後、10年後の自分に、明るい未来を描けなかった

よく、「その会社で5年後、10年後の自分の姿を見たいときは先輩や上司を見ろ」と言われますよね。

実際にそういう目で見たとき皆さんはどう思うでしょうか?

先輩や上司は自分なんかより全然仕事ができて尊敬しています。しかし、10年後の姿として目指していくところかと言われるとそれとこれとは話が別でした。

毎朝7時前に起きて8時に家を出る。ぎゅうぎゅう詰めの電車に片道1時間以上揺られ、同じ席に座り、似たような仕事をして、誰も帰らないから帰りにくく、自分もあわせて残業して帰る。有休もなんとなく取りづらく休めない。通勤だけで往復2時間半が消えていく。

この生活のまま10年・20年と過ごすのか?

嫌で嫌で仕方ありませんでした。

このまま行っても、いい未来がある気がしない。

僕が会社をやめた一番の理由は給料でも技術でもなく、この先を想像したときに何もワクワクしなかったこと。

ここまでが、僕が会社を辞めたいと思った理由のすべてです。ただ、この時点で考えていたのは「転職しようかな」くらいのこと。フリーランスという選択肢は、まだ頭の片隅にもありませんでした。

フリーランスエンジニアを目指そうと思ったキッカケ

SNSでフリーランスエンジニアの月単価80万円という投稿を見て驚いている場面のイラスト。会社員時代の手取り32万円との差に衝撃を受けたことが、独立を考え始めるきっかけになった

転職先を探して情報収集をしていたとき、SNSでこんな話を見かけたんです。

「IT系のフリーランスなら、優秀な人で月100万円以上、普通の人でも50〜80万円はもらえる」

どうせ盛ってるんだろ?SNSでよくあるポジショントークだ。

って思いますよね。僕も当時そう思っていました。

でもやっぱり毎日フルタイムで働いて手取り32万円の僕と、同じか若いぐらいの人が同じ時間で倍近く稼いでいるというのは気になってしまうわけで・・・。

調べずにはいられませんでした。そしてちゃんと調べれば調べるほど、意外と普通の人がやっている働き方だとわかってきました。とんでもない天才が月100万円もらっているのではなく、僕と同じくらいの経験年数の人が、普通に案件を受けて普通に稼いでいる。

もちろんちゃんと調べたらSNSで言われていたような「好きな時間に好きな場所で!ラクショーで稼げる!」みたいな過激なものではありませんでした。

でもそこがちょっと安心したのを覚えています。胡散臭い話ではないんだなって。

また裏づけになったのが公式の数字でした。フリーランスエージェント大手のレバテックフリーランスは、登録者の平均年収を881万円(月平均で約73万円)と公表しています。誰か一人の自慢話ではなく、母数のある平均値です。

そこで気づいたんです。フリーランスなら、さっき挙げた4つが全部ひっくり返るんじゃないかと。

  • 案件ごとに技術が変わるなら、市場価値は勝手に更新されていく
  • 単価が倍近いなら、頭打ちの給料からは抜けられる
  • 案件を選べるなら、「維持するだけの仕事」から離れられる
  • 現場を自分で変えられるなら、10年後は今と違う景色になっている

まだ憧れの段階です。それでも、頭のなかに「転職」以外の道が1本引かれた瞬間でした。

💡 「自分のスキルでも案件はあるのかな?」と思った方へ

フリーランスエージェントに相談すると、あなたの経験で紹介できる案件と、その単価レンジが分かります。家族持ちの僕が実際に比較した5社をまとめました。

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なぜ正社員の転職ではなく、フリーランスなのか

30代エンジニアの3つの選択肢を比較したボード。今の会社に残る、正社員転職、フリーランス転向を収入・技術環境・柔軟性の3軸で並べ、収入と環境を同時に変えられるのはフリーランスだけだと示す

フリーランスに転向した当時、実は「転職」という選択肢もありました。

僕は転職経験はあったので、もう一度「転職」するか、あるいは「フリーランスとして独立」するか天秤に掛けました。

今の会社に残った場合、転職した場合、フリーランスに転向した場合の主な違いは以下の4つです。

今の会社に残る正社員で転職フリーランス転向
収入査定で年数千円〜数万円アップできるかは転職先次第平均年収881万円(月平均約73万円)
技術環境変わらない転職先のシステムに依存案件(技術)を自分で選べる
キャリアの柔軟性社内異動のみ転職回数が多いと不利に案件変更は普通。経験の幅が武器になる
福利厚生厚生年金・社会保険あり厚生年金・社会保険あり国保・国民年金を自己管理

※フリーランスの数字はレバテックフリーランス公式の登録者平均年収。

僕はフリーランス転向を選びました。それはなぜか?

大きな理由はこの3つ。

  • 正社員転職では変えられないものが多い
  • フリーランスの世界を一度は経験してみたかった
  • 独立して生活ができるか、の自分なりの判断ラインを超えていた

正社員転職では、変えられないものが多すぎた

僕は正社員転職の経験はありました。

なので、何が変わるのか、何を変えられないのかは身をもってわかっています。

そして「転職じゃ根本的な解決にならない」と感じました。

  • 年収は上がるかもしれない → でもそれは転職先次第
  • 技術面の閉塞感が解消されるか → 同水準で転職しようとすれば同じような技術スタックになる
  • もしその仕事に飽きてしまったら → また同じことの繰り返し

しかも正社員は、合わなかったときにもう一度やり直すのが難しい。
短期間で転職を繰り返すと「ジョブホッパー」と見られ、キャリアにマイナス面に働いてしまう。もし自分に合わない職場だったら無駄に時間を浪費してしまう。

その点フリーランスは、技術も現場も、案件単位で自分が選ぶ側に回れます。 1〜2年で現場を変えても減点されないどころか、複数の現場を経験していること自体が評価される。

つまり、正社員転職で変えられるのはせいぜい「会社」だけ。収入と技術環境と裁量を、同時に変えられるのはフリーランスだけでした。

「どんな世界か見てみたかった」という好奇心が一番強かった

単純に、フリーランスという世界を一度見てみたかった。

この好奇心が一番強い理由でした。

フリーランスってどんな感じなんだろう。
会社の所属しないで働くってどういう景色なんだろう。
いったいどれぐらいの収入になるんだろう。
好きな仕事で稼げるのかな。

一度試してみたい。その気持ちを一生抱えたまま過ごすのは嫌でした。

やらない後悔だけはしたくない。

変化が欲しかった、というのも大きいです。

毎朝同じ電車に乗って、同じ車両同じ席に座る。毎日同じ景色を見ながら同じ席で仕事する。こんな生活をあと20年、30年と続ける。

シンプルに地獄です。

フリーランスになったからって死ぬわけじゃありません。やってみてダメだったら正社員に戻ればいい。エンジニアの実務経験があれば再就職の道はあります。これは片道切符じゃありません。じゃあビビる必要ないでしょう。

理屈で選んだ部分もあるけれど、最後に背中を押したのはこの衝動です。

独立していいかどうかの、僕なりの判断ライン

もちろん、衝動と勢いだけでフリーランスになったわけではありません。

自分には守らなければいけない家族がいます。妻は、少しぐらい生活水準が落ちるぐらいいいよって言ってましたが、そうは言ってももし仮に大きく収入が減ってしまったら大変なことになります。

その時参考にした目安が「月単価が今の月手取りの1.5倍あるかどうか」です。

当時は税金や社会保険料がいくらかかるのかわかっていなかったので正確に計算したわけではないんですが、ざっくり「今の手取りの1.5倍あれば生活水準を変えなくて済む」という話を聞いていました。

そして今だから言えるんですが結果的に間違っていなかったです。この詳細は以下の記事にまとめてあります。

これで十分かどうかは、正確には家族構成や住んでいる場所によっても変わります。
不安なら、エージェントとの面談のときに「この単価で、生活はどれくらい変わりますか」と聞いてしまうのが早いです。エージェントはフリーランサーの膨大なデータを持っているので快く教えてくれます。遠慮する必要はありません。

正社員転職とフリーランス転向を、年収シミュレーションまで含めて比べたものは30代エンジニアの転職、本当に正社員でいい?にまとめています。

家族がいるのにフリーランス?妻に打ち明けたときの話

フリーランスをやりたい気持ちは固まってきていました。

でも僕には妻がいて、守らなきゃいけない生活がある。と、こんなカッコイイこと言っていますが単純に生活水準を落とすのが怖かった。

もしも失敗したり収入が下がったとして妻に「ちょっと収入減ったから食費とか削りたい」とか言いにくくないですか?

独身だったら「とりあえずやってみよう」で自分で納得すれば済むかもしれないけど、家族がいる場合はその辺のリスクについても良く相談するのが大事だと思っています。これは通常の転職でも同じことです。

正直、どんな反応されるのか少し怖かった、ですが結果は呆れるほどあっさりしたものでした。

妻はあっさり認めてくれた

妻には「近々転職したいと思っている」という話自体はしていたんですが、フリーランスでやってみようと思っていることを話したのは自分なりに色々と調べた後でした。

フリーランスで生活できるのか、どれぐらいの収入が得られるのか、実際にフリーランスのエンジニアとして活動している人はどんなことをしているのか。

調べた結果「イケる!」と思って妻に打ち明けた形です。

少しも難色を示されるかなと覚悟していましたが、結果は「やりたいならやってみれば?」というシンプルなものでした。

むしろ「挑戦しないで後で後悔するよりは、失敗したとしてもやってみた方が良いんじゃない?」と背中を押してくれました。

フリーランスになると、年金と保険は不利になる

気持ちの問題だけではなく、制度としての不利な面も実際にあります。

会社を辞めると、厚生年金は国民年金に、健康保険は国民健康保険に変わります。会社が半分払ってくれていた保険料は、全額自己負担です。家族も扶養扱いにできません。傷病手当金のような、収入が途切れたときの支えも薄くなります。

しかも当時の我が家は貯金がほぼゼロ。生活防衛資金なんて言葉すら知らない状態でした。

国民年金保険料は全額自己負担。一方で、小規模企業共済(月1,000円〜7万円)のように、フリーランス側だけが使える積み立て・節税の仕組みもあります。

出典:日本年金機構「国民年金保険料」中小機構「小規模企業共済」

不利は不利として、目をつぶらずに数字で確認しておく。そのうえで、それでも動くかどうかを決める話です。

「リスクは今が一番小さい」と思えたのは、まだ子どもがいなかったから

不安を並べたうえで、最後に僕の背中を押したのは当時の状況でした。

当時は我が家は妻と二人暮らし。子どもはまだいません。住宅ローンも組んでいない。

そして、ここで迷っていたらこれらの条件は確実に悪くなっていきます。

子供ができたら?ローンを組んだら?更にリスクを取れなくなる。

また年齢が上がったらどんどん動きづらくなります。

やりたいことの難易度は、待てば待つほど上がる。 今がいちばん動きやすい。そう考えて動きました。

家族の理解も得たことで、フリーランスエージェントに登録する決心がつき、そのまま登録へ。登録自体は名前と電話番号、メールアドレスを入力するだけのものでカンタンに終わりました。

最初に選んだのはレバテックフリーランスです(今でもお世話になっています)。

そして、この判断は結果的に当たりました。独立して半年ほど経ったころ、妻の妊娠がわかったんです。

もしあのとき迷い続けていたら、僕は「子どもが生まれたばかりの時期に、独立したいと切り出す」という、はるかに重い選択を迫られていました。

貯金より大事なのは、案件が決まってから辞めること

貯金ゼロで独立した人間が言うのもなんですが、生活防衛資金はあるに越したことはありません。

ただ、なくても案外なんとかなります。実際に僕がそうでした。貯金が貯まるのを待っていたら、たぶん今もずっと会社員やっていたと思います。

そのかわり、案件が決まってから、退職届を出す。この順番だけは死守してください。

僕はエージェント登録から企業との商談を経て、案件が決まるまでをすべて在職中に済ませました。退職届を出したのは参画先が決まったあとです。この順番さえ守れば、収入が完全にゼロになる期間は生まれません。

逆にここを逆にすると会社員を辞めて無収入の状態で案件を探すのは、焦って変な案件を受けてしまう可能性もあるし、精神的にもかなりきついと思います。

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実際にフリーランスになってみてどうだったか

独立して6年が経ちました。何がどう変わったのかを、4つの面から書きます。

スキル面の変化

独立時点の僕のスキルはレガシーなものでした。

  • 経験あり:PHP(5系まで)、Zend Framework、Java、jQuery、MySQL(5系まで)、Subversion、Linuxの簡単なコマンド操作

当時はGitすら触ったことがありませんでした。そのころはReactなどでSPAを作る!みたいなのが流行っていた頃ですが、もちろん未経験です。

そこから6年で、こうなりました。

  • 参画後に実務で覚えたもの:PHP8系、MySQL8系、Git・GitHub、AWS、Docker、FuelPHP、Symfony、Vue、Python

案件に入ってしまえば必要な技術は勝手に覚えます。というか覚えないと切られます。

分からないところは調べたり、深く知りたいものはUdemyで教材など買ってあとは手を動かすだけ。実務でも使うので吸収速度はすごかったです。

環境を変えたら、勝手にスキルが身に付くようになった。 これが一番大きな変化かもしれません。

収入面の変化

会社員時代の手取り月32万円から、フリーランス独立直後の月単価60万円、現在の月単価75万円へと推移した収入の棒グラフ。会社員時代からほぼ倍以上に増えた実例

最初の案件の月単価は60万円でした。会社員時代の手取り32万円から考えると、ほぼ倍の水準です。

そして現在は月75万円。今お世話になっている現場には65万円で入りましたが、そこから2回の単価交渉を経て70万円、75万円と上がってきました。年商換算で120万円のアップです。

フリーランスの単価が上がる仕組みは会社員の給与が上がる仕組みと異なります。

  • 会社員:年1〜2回の査定で数千円〜数万円。大きく伸ばすには昇進して給与テーブルを上げるしかない
  • フリーランス:契約更新のタイミングで単価交渉ができる。実績が金額に直接跳ね返る

最初の案件でも、1年経った更新のタイミングで交渉をお願いして月5万円アップを実現しました。月5万円は、年間で60万円の増収です。査定を1年待って数千円だった感覚からすると、まるで別の世界でした。

年間数万円の増加は全然実感が沸きません。劇的に貯金が増やせるわけじゃないし、旅行にも行けない。

ただ年間60万円変わるとすごくインパクトがあります。全部貯金や投資にフルベットしてもいいし、好きなものや家電を買い替えたり、旅行に行ったりもできます。

らんこ

単価は交渉できる。ここが会社員といちばん違うところですよ

なお、月単価がそのまま手元に残るわけではありません。単価の実態はレバテックフリーランスの単価は実際いくらだったのか、税金や社会保険を引いたあとの手残りはフリーランスエンジニアの手取りはいくら?にまとめています。

業務内容の変化

意外に思われるかもしれませんが、やること自体は正社員時代とそんなに変わりません。

チームに入って、朝会に出て、タスクをもらって、コードを書いて、レビューを出す。エージェント経由の業務委託は、基本的にチームの一員として動く働き方です。

「フリーランス=一人で全部やる」というイメージを持っていたので、初日は拍子抜けしました。

「あれ、全然会社で働いてたときと同じだな」

これが最初の感想です。独立前に不安が大きかった「未知の世界」は、蓋を開けたら普通の世界でした。

働き方の変化

いちばん体感が変わったのは、ここかもしれません。

今はリモートワーク中心で働いています。

同じ現場でも正社員は出社日を指定されているのに対して、業務委託は任意というケースが多いです。同じチームにいながら、通勤の有無だけが違うわけです。

おかげで、会社員時代に往復2時間半かけていた通勤が丸ごと消えました。

メンバーと直接顔を合わせるのは飲み会のときぐらいです。それでも問題なく回っています。

僕は通勤はしたくないので任意出社はしません。だからこそ会社の飲み会には積極的に参加するようにしています。 顔と名前を覚えてもらえているかどうかは、契約更新の場面で効いてくるんじゃないかと思っているので。

もちろん、大変なこともあった

全部が順風満帆だったわけじゃありません。

最初の確定申告はわからないことだらけでしたし、案件を切り替えるときには「次が決まらなかったらどうしよう」と今でも落ち着かなくなることはあります。

ただ、一度フリーランスとして実績ができると、次の案件は決まりやすくなります。エージェント経由で継続的に紹介してもらえるので、「仕事がなくなる恐怖」は最初の半年を乗り越えたらだいぶ薄れました。

まとめ:あのとき動いてよかった

会社を辞めた4つの理由を、独立6年目の今から振り返るとこうなります。

  • 市場価値が下がる不安 → 案件ごとに新しい技術が入ってきて、放っておいても更新される
  • 手取りの頭打ち → 月32万円が、単価75万円まで動いた
  • 案件を選べない → 技術も現場も、自分で選ぶ側になった
  • 未来が描けない → 5年後どうなっているかは、まだ分かりません。ただ、想像して息が詰まることはなくなりました

もちろんデメリットもあります。確定申告は面倒だし、案件が切れる不安は常にある。

会社員時代の「何もしなくても給料が振り込まれる感」はなくなります。頑張らないと契約を切られるリスクがあるので、決して楽な働き方ではありません。

それでも、会社員時代は生活がギリギリで貯金もありませんでしたが、今は新NISAに毎月20万円積み立てながら生活するぐらい余裕を持てています。

僕はもともと飽き性で、同じ職場にずっと通っていると苦痛を感じるタイプです(社会人向いてない)。フリーランスなら気分を変えたければ1〜2年で案件を変えられるので、その点も自分に合っていました。

長いエンジニア人生のなかで、一度もフリーランスを経験せずに終えるのはもったいない。合わなければ正社員に戻ればいいし、どちらが自分に合うかは、やってみないとわからないと思っています。

「自分にもできるかな」と思ったら、まず市場価値を確認するところから

在職中に市場価値を確認する3ステップの縦フロー図。エージェントに登録し、紹介可能な案件と単価を聞き、今の手取りの1.5倍あるかを照らし合わせる流れを示す。すべて会社を辞めずに実行できる

「でもまだ自分には早いかな…」
「本当にやっていけるのかな…」

そう思う気持ちはよくわかります。僕も同じでした。

そこで最初にやったのが、自分の経験にいくらの値がつくのかを確かめることです。僕の場合、エージェント登録から企業との商談を経て案件が決まるまでが約2週間。この間はすべて在職中でした。

エージェントに相談すると、具体的にこういうことが分かります。

  • 今の自分の経験で、紹介できる案件が実際にあるかどうか
  • その案件の月単価がいくらか(今の手取りの1.5倍を超えているか)
  • 自分のスキルセットで足りていない部分はどこか
  • 経験年数・年齢が、案件選びにどう影響するか

僕が最初に登録したときは、紹介された案件が10件以上ありました。ただし全部が通ったわけではなく、商談まで進んだのは2〜3社。書類選考で落ちた案件もあります。選び放題ではなく、噛み合ったものだけが残る。そのリアルな感触も含めて、独立前に知れたのは大きかったです。

らんこ

働きながら数字だけ確かめる。それが一番リスクの小さい一歩ですよ

🚀 自分の経験で紹介できる案件と単価を確認する

僕が最初に登録し、今も使い続けているのがレバテックフリーランスです。案件10万件以上・エンド直請け90%以上で、登録者の平均年収は881万円。まずは自分の経験にいくらの値がつくかを確かめてみてください。

レバテックフリーランスに無料相談する →

もう少し中身を知ってから決めたい方は、レバテックフリーランスを6年使い続けた本音レビューに、単価の実態から不満点まで書いています。複数社を比べてから選びたい方は、家族持ち30代におすすめのエージェント5選へどうぞ。

32歳・家族持ちのエンジニアが8年間勤めた会社を退職し、正社員転職ではなくフリーランスを選んだ理由を解説する記事のアイキャッチ。

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