昨今は終身雇用の崩壊もあり転職するのは当たり前になってきました。
企業でITエンジニアとして働き、いよいよ30代になって「転職ってどうなんだろう」と考え始めた人も多いのではないでしょうか?
30代は仕事にも慣れリーダーやマネージャーになるエンジニアも多いと思います。
しかし先輩上司を見てある程度先が見えてしまうことや、給与が少ないが責任は重いなどの不満から、
「自分の人生はこのままでいいのか?」
「仕事や働き方は今のままでいいのか?」
とぼんやり転職を考える30代エンジニアは特に多いです。
そこで普通の転職もいいですが、「フリーランスのエンジニアを目指してみるのはどうですか?」というのが本記事の趣旨です。
実は、30代はフリーランスのエンジニアに転職するのに一番有利です。
なぜなら、
- 30代エンジニアは十分な実務経験がある
- 中途半端な実力主義で30代正社員エンジニアの給与は安くなりがち
- 30代はリスクを背負いやすい(リスク許容度が高い)
からです。
僕は歴16年のエンジニアですが、34歳のときに独立してフリーランスエンジニアになりました。
正社員とフリーランス、二つの働き方を経験しフリーランスの収入の多さ、仕事の自由度の高さに感激しています。
本記事では僕の経験から「30代エンジニアがフリーランス転職に有利な理由」を5つ紹介します。
僕のスタンスは「30代はフリーランスエンジニアになってガッツリ稼ぐ」なので、この記事でもフリーランス転職に悩んでいる人の背中をぐいぐい押していきます。
フリーランス志望でなくとも、転職を考えているエンジニアにはキャリア選択という意味で参考になる内容かと思いますのでぜひご一読下さい。
ぜひ安く消費されないエンジニアになり30代のエンジニアキャリアを生き残りましょう!
30代の正社員エンジニアがフリーランス転職に有利な理由
30代で正社員エンジニアをしている方はフリーランス転職にも有利です。
その理由を5つ紹介します。
1. ITエンジニアは人手不足だから
そもそもITエンジニア業界は慢性的な人手不足で売り手市場が続いています。
コロナ禍で少し落ち込みましたがそれでも高い水準であり、直近の有効求人倍率は3.26倍です。
全国全職種の平均求人倍率が1.35倍なので、エンジニアがいかに人手不足で売り手市場なのかがわかると思います。
正社員から正社員への転職も有利ですが、同じように正社員からフリーランスエンジニアへの転職も労働者有利に進みます。
そして一度フリーランスエンジニアになった後も、よっぽどニッチなスキルスタックでなければ案件には事欠きません。
昨今は非エンジニアリング会社(ニトリやビックカメラなど)も社内にエンジニアチームを囲う流れがありますので、今後もますますエンジニアは引く手数多になりそうです。
2. 30代エンジニアは十分な実務経験があるから
エンジニア業界は人手不足で、エンジニアは引く手数多という話をしました。
が、これには一つ誤解しちゃいけない部分があります。
「(普通に働ける)エンジニアが不足している」
という点です。
その点30代のエンジニアは十分な実務経験があり本当に貴重な存在です。
少し前にプログラミングスクールブームがありました。ご存知の方もいるのではないでしょうか?
それによってスクールを卒業しただけの「戦力にならないITエンジニアもどき」が量産されました。(頑張っている人もいるので悪く言う意図はありませんが)
企業はプログラミングスクールを出ただけのエンジニアもどきを嫌がります。
問題解決能力などエンジニアにとって基礎的な力が不足していて、その埋め合わせのためチーム全体のパフォーマンスが悪化するからです。
それと比較して、エンジニアを数年続けていくつかの開発プロジェクトを乗り越えてきた30代は企業から見ると一層輝きます。
実際僕も採用を見させていただくことがありましたが、実務経験がある30代エンジニアは本当に貴重です。
3. 経験豊富なスキルがあるから
30代のエンジニアとなると数年は実務経験があるでしょうし、自分で思っている以上に経験とスキルが豊富です。
普段会社で仕事していると気付きにくいですが、
- 必要な機能があるとき頭に仕様がふわっと浮かぶ
- その仕様や詳細を言語化できる(文書化/打ち合わせなど)
- 何らかのプログラミング言語を使って仕様を実装できる
- ユニットテストができる
- 障害やバグに備えている(ログの実装など)
- 障害が発生したときに問題箇所をチェックできる
これらは開発現場で日常的に行われていますが、これらの業務やその一部が行えることそのものが一つのスキルです。
実際の開発現場では、プログラミング言語に対する理解やインフラ、DBの知識、リポジトリ(SVN/Git)の扱いやより高度な仕様折衝など、よく見てみれば豊富な経験とスキルが身についているはずです。
勤め先の会社だけのローカルルールや業務知識はその会社でしか役に立たないこともありますが、上述の経験やスキルはポータブル(持ち運び可能)なもので他でも通用します。
4. 給料の安い時期をフリーランスでしのげるから
近年、終身雇用が崩壊しつつあり年功序列型の評価制度から成果主義型の評価制度へと変化しています。
とはいえ、全ての企業が完全に成果主義に移行できている訳ではありません。
その煽りを一番受けているのが残念ながら我々30代です。
完全に成果主義に移行しきっている企業は多くありません。中途半端に年功序列の会社では30代は40〜50代より給料が安い割に同じような責任の意思決定・仕事量をこなさないといけなくなっています。
要するに、仕事量に対する給料のコスパが悪くなっています。
しかし、フリーランスのエンジニアであれば完全に実力や仕事量によって報酬が決まります。
年齢が報酬に影響しないのは良くも悪くもありますが、30代にとっては良いことの方が多いのではないかと考えます。
スキルがダイレクトに報酬に反映されるのはフリーランスならではです!
5. 30代はまだまだリスク許容度が高いから
30代になると何となく落ち着いてきちゃう感がありますが、まだまだ全然リスクを取れる年代です。
中には結婚したり既に子供がいる人もいるかと思いますが、イコールどんな些細なリスクも取れないということはないはずです。
「転職したら条件が悪くなるかもしれない・・・」
僕は34歳でフリーランスとして独立したとき、こうやって答えの出ない問いが毎日頭をぐるぐるしていました。
しかし実際にフリーランスエンジニアとして独立してみたら、結果的に働き方の面でも収入の面でも大幅に条件が良くなったんです。
「リスクはあるかもしれないが、リスクの向こうにそれ以上のリターンがある」
繰り返しになりますが30代はまだまだリスクとって攻めていける年代ですし、行動した人と行動してない人の差が大きく開いてくる年代でもあります。
そもそもフリーランスが肌に合わなくても正社員に戻ればいいだけ。特にエンジニアならすぐに戻れます。
30代のエンジニアにフリーランスをオススメする理由
ここまで30代エンジニアがフリーランス転職に有利な理由を紹介しましたが、
「なぜエンジニアはフリーランスがオススメなのか?」
を解説しておきます。
年功序列の影響を受けず収入アップが期待できる
30代エンジニアがフリーランスになって一番大きな変化は収入面の変化です。
フリーランスは年功序列の影響を受けず、本人のスキルと経験によって報酬が決まります。
上図はフリーランスエンジニアの言語別平均年収です。どのプログラミング言語でも平均で年800万円、月66万円以上の報酬となっています。
もちろん言語だけではなく経験のあるフレームワークやDB、インフラ面への知見により貰える報酬は増減しますが、人によっては一つの案件で月100万円を超える収入を得るフリーランスエンジニアもいます。
正社員エンジニアの多くはフリーランスの年収に到達していないのではないでしょうか?
少なくとも僕は正社員だった頃こんなにお給料を貰っていませんでした。
しかし今はフリーランスエンジニアになり収入が大きく増えています。正社員で年収約500万円だったのですが、フリーランス独立時点でその1.6倍以上は稼げており今も順調に単価が伸びています。
仕事を選んでスキルアップ・キャリアアップできる
正社員からフリーランスのエンジニアになる上で利点の一つは好きな仕事が選べるようになることです。
たくさんの案件の中から条件の合う案件を絞り込み、最終的に参画する案件を決めて働きます。
好きな仕事を選べると何が嬉しいかというと、以下のメリットがあります。
- 技術を選んでスキルアップできる
- 使いたい技術で仕事を選びやすい
- キャリアコントロールがしやすい
ある程度精通した軸となるスキルは必要ですが、付帯する技術に関して「興味がある技術を使っている案件」を優先して選ぶことができます。
- PHPをメインにFuelPHPのフレームワーク利用経験があった場合、Laravelを使っている案件に挑戦してみる
- メインはPHPだがJavaScriptでVue.jsやReactを扱っている案件に参画し触らせてもらう
僕はこんな感じで、何か一つでも新しいスキルが覚えられるように案件選択しています
スキルが増えれば単価も上がる好循環ですね
フリーランスエンジニアは自身の技術やキャリアを選択的に伸ばしていくことができます。
技術について広く知見を得ていくこともできますし、一つの技術を掘りまくってその領域のエキスパートになるのも自由です。
案件を通して様々な経験を積める
フリーランスエンジニアとして活動していると、案件を通して様々な経験を積むことができます。
同じ技術や言語を使った開発でも「業界が異なれば現場の雰囲気は違ってくる」し、「開発対象がtoBの業務システムなのか一般公開されたサービスなのか」でやり方も違ったりします。
正社員の場合何年も同じプロジェクトにアサインされ、「違うことがやりたい」と言い出しにくいこともあるかと思います。
その点フリーランスはフットワークが軽いため、違うことがやりたいと感じたら案件を切り替えてまた別のフィールドで経験を積みはじめることが簡単にできます。
せっかくなら色々な仕事がしてみたい!
経費を使って節税できる
フリーランスのエンジニアは個人事業主(一人社長)です。
業務上必要なものについては経費にすることができ、収入を圧縮して節税できます。
税金は以下の課税所得がいくらかによって変わります(累進課税制度)
所得(収入) ー 経費 = 課税所得
課税所得が少なくなれば、支払う税金も少なくなります。
正社員では経費を意識することはあまりなかったかもしれませんが、フリーランスは経費によって賢く節税することで手残りを増やすことができます。
例えばエンジニアのリモートワークの場合、
- 家賃
- 電気代
- インターネット利用料
- PC購入費
- 勉強用の書籍
- …etc
の全部(または一部)が経費にできます。
その他にもiDeCoや小規模企業共済といった掛け金が全額経費にできる制度を併用することで、さらに課税所得を低く抑えた節税が可能です。
正社員の場合は例えリモートワークでもどのぐらいの手当が支給されるかは会社によりますが、フリーランスは自分の手で上手く節税すれば実質給料が増えるのがメリットです。
エンジニアがフリーランスになる敷居は高くない
僕が初めてフリーランスのエンジニアという職種に知ったとき、
「そんなこと言っても自分はそんなにスキルが高い訳でもないしな・・・」
と考えていました。
素晴らしいポートフォリオを作れる時間とスキルがある人達の別世界というか、とにかく自分には手の届かない世界だと。
しかし「今が一番若い、フリーランスという働き方にチャレンジしてみるなら今しかない」と決意し、
妻に「失敗したらごめんね」と謝りを入れ、思い切ってフリーランスエンジニアの世界に飛び込みました。
すると思っていたような狭き門がある訳でもなく、実際の業務に関しても今までの経験を活かして活躍でき、チームや会社に大きく貢献でき重宝してもらえたんです。
既にエンジニアとして働いている人がフリーランスエンジニアになる敷居は全くもって高くありません。
プロジェクトを進めるにあたって必要な基礎力はもう備わっているからです。
「いやいやそれでも自分は何もできないし・・・」
そんな悲観しなくても大丈夫です。
当時の僕は昨今の技術的にはレガシーな知識が多く劣等感を持っていましたがそれでもなんとかなっています。
テックリードやスーパーエンジニアのような技術力がないとフリーランスできない、ということはありません。断言します。
自虐するつもりはないですが、当時はPHP5系とレガシーなFW、JSはjQueryが使える程度で本当に自信がありませんでした・・・。
新しい技術に挑戦する場合、もちろんキャッチアップは頑張らなければいけませんが、ある程度の技術力があり普通のコミュニケーション能力と自己管理能力があるだけで全然やっていけます。
今技術力が劣っていても成長意欲がある人は重宝されます
フリーランスエンジニアは30~40代が多い
上のグラフはITエンジニアを対象とした「IT人材白書2016」調査でのフリーランス回答者年代内訳です。(全体473名)
回答者に偏りはあると思われるものの、最も多いのが50代の50.2%ですが、ついで30代と40代の合算で47.1%となっています。
僕がこれまで経験した案件での肌感だと30代〜40代のフリーランスエンジニアが多かったです。
30代でフリーランスエンジニアになるのは全く遅くない
30代のエンジニアで転職を悩み二の足を踏んでいる人は多いです。
古くには「35歳転職限界説」と言われる説もあり、「30歳以上の転職はキャリアに不利に働く」という先入観があるからです。
僕もこの迷信をちょっと信じていました・・・
僕がそうだったのですが、この迷信を信じてしまっていたんですよね・・・。
今の時代は違います。人材の流動性は増し、むしろ転職経験がないと経験面で不利になることすらあります。
>> 東洋経済:「35歳転職限界説」がもはや過去の遺物となった訳
20代のフリーランスエンジニア割合は2.7%、対して30代のフリーランスエンジニア割合は13.3%です。
これは20代で積んだ経験を活かしてフリーランスになっているエンジニアが多くいると考えられます。
30代で転職、あるいはフリーランスとして独立するのは全く遅くなくむしろ最大の好機なのです。
30代で人生何か変えたいと思っている人は多い
30代になると会社の上司などを見て自分の未来がある程度想像できてしまうためウンザリしてしまう人もいるのではないでしょうか。
30代は人生の岐路と言われます。
「自分の人生はこのままでいいのか」
僕自身そう思うことは少なくありませんでした。
30代はフリーランスという生き方を試してみるチャンス
30代はフリーランスという生き方を試してみるチャンスです。
十分な社会人経験があり、毎日の仕事をこなせる程度にはスキルがある。
人間は変化を嫌う生き物です。歳をとるほどこれは顕著になります。
とはいえ何かを変えたかったら飛び込んでみるしかありません。
そこは天国かもしれないし地獄かもしれない。自分の足で飛び込んでみるまで実際のところはわからないのです。
やってみて上手くいかなかったら・・・
そのときはまた正社員に戻ればいい
フリーランスエンジニアか正社員エンジニアかはやってみて決めればいい
幸いなことに日本で一回の転職に失敗したからといって人生がダメになることはありません。
ちなみに米国人は平均で4年に1回転職するそうです。日本人は12年に1回。
転職がカジュアルになってきているとはいっても、やはり「日本人は転職を人生博打の超重要イベント」と捉えすぎなのがわかります。
自分にフリーランスエンジニアが合っているか、正社員エンジニアが合っているかはやってみるまでわかりません。
「机上の空論」は根拠となる経験がないから「机上の空論」なのです。
実際に両方試してみて合っていなかったら戻る、これが一番後悔がない選択と思います。
フリーランスエンジニアになる方法
正社員エンジニアがフリーランスエンジニアになる方法はとても簡単です。正社員転職より簡単かもしれません。
フリーランス専門の転職エージェントに登録し、案件を獲得したら開業届を出して働きはじめるだけです。
詳しくは『【保存版】失敗しないフリーランスエンジニアのなり方完全ガイド』の記事に詳細な手順をまとめています。
初めての独立でオススメのフリーランスエージェントは以下の記事をご参考ください。実際に僕もお世話になった本当にオススメできるエージェントを厳選して紹介しています。
>> 初めての独立開業にオススメのフリーランスエージェント5選
30代がフリーランスになるときに不安に思うこと
30代でフリーランスエンジニアになるとき、もちろん不安に思うこともあります。
僕も初めてフリーランスとして独立するときはとても不安でした。
正社員エンジニアに比べてフリーランスは収入が不安定になる
「フリーランスは収入が不安定である」
この情報はどこでも言及されています。
実際フリーランスは仕事が貰えなければ収入ゼロです。
とはいえ実際にフリーランスになってみて感じるのが、仕事が貰えないことはほぼないということです。
案件獲得への不安はエージェントを利用すれば解決
自身で営業活動をして案件を獲得するスタイルでは、収入は自分がどれだけ営業できるかに依存するため不安定になるかもしれません。
だったらエージェントに営業を代行して貰えばいいんです。
「餅は餅屋」フリーランスエージェントは営業のプロです。
自分で営業するよりも何倍もの効率で確実に案件を紹介してくれます。
エージェントに紹介して貰った案件に参画し、毎月決まった時間分働けば収入は毎月振り込まれます。
つまり正社員と同じです。
エージェント側としても、エンジニアが稼働してくれた分だけマージンとして自分たちの利益になるため丁寧に営業してくれます。
フリーランスエンジニアにとってエージェントは持ちつ持たれつの関係です。
上手くエージェントを使うことで安定かつ高収入を獲得できます。
↓の記事でオススメのエージェントを紹介しています
>> 初めての独立開業にオススメのフリーランスエージェント5選
社会保障が薄くなる
正社員エンジニアと比較し、フリーランス(個人事業主)は社会保障が薄くなります。
正社員と異なりフリーランスは国民健康保険、国民年金に加入することになります。
会社が半分出してくれていた健康保険料が全額自己負担になったり、雇用保険がなかったりします。
国民健康保険料は地域や所得によって金額が変化しますが、僕の場合は毎月約3万円程度、国民年金は毎月1万6千円です。
とはいえ、フリーランスエンジニアは正社員と比較して収入が多いため全然問題ありません。
もちろん毎月の報酬額が同じであればフリーランスより正社員の方が有利になりますが、よっぽどのことがなければフリーランスの方が月の報酬額は多いでしょう。
雇用保険はなくても問題ない
人によるかもしれませんが、少なくとも僕は雇用保険があってありがたかった記憶がありません。
むしろ使わない保険料が給料から天引きされていてモヤモヤしていたぐらいです。
雇用保険とは、失業時に条件を満たしてハローワークで申請すれば給付金が貰える保険です。
しかし自己都合退職の場合2〜3ヶ月の給付制限がかかるため、次の仕事を決めてから転職する場合などには使えません。
個人的には使ったことがないのでなくても何も問題ありませんでした。
30代未経験からでもフリーランスエンジニアは目指せる
このブログは主に30代の既にエンジニアとして働いている人を対象としています。
なので未経験者に対して言えることはあまり多くはないのですが、「30代未経験からでもフリーランスエンジニアが目指せないわけではない」というのは事実です。
30代未経験でもフリーランスエンジニアを目指せないわけじゃない
一つの事例を紹介します。
僕は以前こんな人と一緒に働いた経験があります。
30代から独学(主に書籍)でプログラミングを勉強しSES系企業に入社、そこで数年経験を積んでフリーランスエンジニアとして独立した人
この人はプログラミングとは全く別業界の出身で、30代になってはじめてプログラミングに触れたそうです。
最初からフリーランスになるのは案件獲得の面でハードルが高いですが、
一度「何らかの開発現場で経験を積むことによって案件獲得のハードルを下げフリーランスとして独立」するのは現実的です。
このように30代未経験からでも適切に学習と経験を積めばフリーランスエンジニアを目指すことは可能です。
独学で就職〜フリーランス成りはすごいですね
元の業界が給料低すぎて見切りを付けたらしい
その行動力と実行力は見習いたい・・・
未経験からフリーランスエンジニアを目指す方法
未経験からフリーランスエンジニアを目指す方法について紹介します。
先ほどの事例で答えを言ってしまっているのですが、
とりあえず独学(書籍など)でプログラミングを覚えます。オススメはWeb系(PHP/Rubyなど)です。
一人でモチベーションが続かない人はスクールなど利用してもいいと思います。お金は掛かりますが。
ソフトウェア系の企業に就職します。最初から高収入高待遇を期待しない方がいいです。
ここで1~3年開発の経験を積みます。テスターなど業務範囲が著しく狭いものは避けてくださいね。
満を持してフリーランスとして独立します。多くのフリーランスエージェントが1~3年程度の実務経験を推奨しているため、それぐらいの実務経験があれば案件は見つかると思います。
希望の案件が見つからなければそのまま働いてもいいですし、別の正社員転職も視野に入れることができます。
まとめ
本記事では「30代エンジニアがフリーランス転職に有利な5つの理由」を紹介しました。
30代は自分のキャリアや働き方について悩む人も多いと思います。
30代エンジニアがフリーランス転職に有利な点をおさらいします。
- ITエンジニアは人手不足だから
- 30代エンジニアは十分な実務経験があるから
- 経験豊富なスキルがあるから
- 給料の安い時期をフリーランスで凌げるから
- 30代はまだまだリスク許容度が高いから
仕事に何を求めるかによりますが、「選択的にスキルアップしたい」、「今より高収入を得たい」という方にはフリーランスエンジニアはオススメの働き方です。
ここまで読んでくれてありがとうございました!
もしフリーランスエンジニアに興味が出た方は以下の記事を読んでみてください。
>> 【体験談】8年間勤めた会社を退職してフリーランスエンジニアになった理由
>> フリーランスエンジニアとは?正社員との違いや収入面の実情を現役フリーランサーが徹底解説
>> 【保存版】失敗しないフリーランスエンジニアのなり方完全ガイド
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「初めてフリーランスエンジニアになるときにオススメのエージェント」を以下の記事で紹介していますのでこちらもどうぞ。